こぐまぶっく

韓国ニュースと韓国お役立ち情報を紹介

トランプ服用のヒドロキシクロロキンは死亡リスクUP?

f:id:lemon751231:20200524021540j:plain

 

ドナルド・トランプ米大統領が効能を絶賛し、自らも服用していると明らかにした薬が新型コロナウイルス重症患者の死亡リスクを助長するという研究結果が明らかになった。以前の研究結果は数百人を対象としたものであったが、今回は9万6千人を対象に集計されたデータであるということから、信憑性が高いものと分析されている。

 

22日(現地時間)、ワシントンポスト(WP)とCNN放送などの米メディアによると、671ヵ所の病院9万6千人のコロナウイルス入院患者を対象に、マラリア薬ヒドロキシクロロキンとクロロキンの効果を調査した研究結果が英国の医学誌ランセットに掲載された。そこで、ヒドロキシクロロキンを服用した患者は死亡リスクが34%増加し、深刻な不整脈のリスクが137%増加したものと分析された。

 

トランプ大統領が自らも服用していると明らかにしたヒドロキシクロロキンと抗生物質の飲み合わせの場合は死亡リスクが45%、深刻な心臓不整脈リスクが411%増加することが判明した。さらに、クロロキンを服用した患者は死亡リスクが37%増加、深刻な不整脈のリスクが256%増加する結果となった。また、抗生物質と一緒に服用する場合は、死亡リスク37%、深刻な心臓不整脈のリスク301%の増加があった。

 

研究では、昨年12月20日から4月14日まで入院中のコロナウイルス患者を相手に実施され、今までにマラリア薬がコロナウイルスの治療に効果があるかどうかに関する最大規模の研究であるとWPは伝えた。米カリフォルニア州クリップス研究所のエリック・トポロジ局長は「副作用を明確にするための研究」と語った。

 

トランプ大統領は18日、「過去1週間半の間、毎日ヒドロキシクロロキンと亜鉛サプリメントを服用している」とし、コロナウイルス感染予防のため、抗生物質であるアジトロマイシンも服用していることを明らかにした。トランプ大統領がヒドロキシクロロキンの服用を明らかにすると専門家は批判し、シューマー院内代表は、薬を服用しているということ自体がトランプ大統領の嘘である可能性も提起した。