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「大地震が韓国を襲う日が近い?」外信が朝鮮半島に注目

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小規模地震の発生回数が増えている朝鮮半島で、近いうちに大地震が起こる可能性に関する観測が外信から発表された。ドイツ公営放送ドイチェ・ヴェレ(DW)は、「大地震が韓国を襲う可能性があるか」というタイトル記事で、「朝鮮半島はこれまで地震活動が活発な地域ではなかったが、地震学者たちは、相次ぐ小規模地震が大地震の前兆であると警告している」と20日(現地時間)報道した。

 

DWは、「朝鮮半島が別名“火の道”と呼ばれる環太平洋火山帯地域に含まれていないものだと考えられていた」とし「しかし、地震学者たちは、地殻プレートの移動が韓国に新たな影響を及ぼす可能性を調べている」とした。

 

最近、全北完州郡などで相次いで小規模地震が発生したことに関連し、懸念する見方が広まった。気象庁によると、13日全羅北道完州郡では、約6年ぶりに規模2.0以上の地震が発生した。これより2日前には、北朝鮮江原道平安地域で規模3.8の地震が起きた。

 

DWは「去る4月26日以降、全南地域で400件以上の地震の振動が発生したことについて、専門家たちが大きく懸念している」とし「この地域は、データを収集し始めた1978年以降、地震活動が報告されていなかった場所である」とした。

 

ホン・テギョン延世大地球システム科学教授はDWとのインタビューで、「全南で発生した振動が異例である上、非常に短い期間に頻発していることから、綿密に観察している」とし「朝鮮半島における地震は通常、表面から10km地点で発生するが、最近の地震は20km地点で発生している」と語った。

 

続いてホン教授は「なぜこのようなことが起きているのかは現段階で分からず、理論を証明するためには多くの研究が必要である」とし「2011年3月の東日本大震災と関連があるのではないかと個人的に推定している」と述べた。

 

東日本大震災は日本で観測された地震の中で最も強力で、1900年以来、世界で4番目に大きな地震だった。当時震源地は、日本の北東海岸から70km離れた海底29kmの深さで発生した。ホン教授は「東日本大震災により朝鮮半島東部が東に5cm移動し、朝鮮半島西部が2cm東に移動したが、これは地震朝鮮半島の地殻を3cm増やしたことになる」とし「東日本大震災が起きた数ヶ月後に朝鮮半島でも地震活動が再開され、韓国が大きな振動を経験する可能性が大きくなったとも言える」とした。


日本の久田嘉章(工学院大学建築学部)教授は「地球は動く板で構成されており、常に摩擦が増減しているが、動きの頻度が増えるようであれば注意深く観察しなければならない」とし「これは警告信号である」と強調した。