人間関係に悩むあなたへ『私は私のままで生きることにした』作者が送る最新刊

「傷つかずに関係を結ぶ」ことは可能だろうか？他人を配慮しながらも、自身も守らなければならない。すべての人に優しくありたい一方で、甘く見られたくはない。過剰と不足の間でいつも思い悩んでしまう。

『애쓰지 않고 편안하게（気負わずに楽に）』の作家キム・スヒョンは「関係はまさにバランス」と語っている。完璧な関係は存在しないという事実を受け入れ、バランスを合わせてなければならないということだ。彼女は「閉まっている蛇口も、ジャージャーと水が流れる蛇口も、壊れていることと同じだ」と強調している。常に神経を尖らせることも、常にくつろぐこともできない。作家は自らの経験談を交えて「バランスをとることが重要」であると伝える。

帰省のたびに浴びせられる「いつ就職するの？」「早く結婚しなくちゃ」という小言にいちいち反論するよりも「就職が難しくて」「結婚は難しいみたいです」と言って軽く流してしまうことも一つの手である。日常生活の中で無礼な人に直面したら、憎しみに心を消費するよりも、哀れな人と思い同情を抱いてみてはどうだろうか？

キム・スヒョン作家は前作『私は私のままで生きることにした』で100万人の読者の共感を得た。彼女が語るアドバイスが「無責任な小言」と批判されないのは、著者も日々の巡り合いの中で限りなく悩み、その中から脱出しようとしているからだろう。人間関係に悩む人にとって、自分らしく、気負わずに関係を結ぶ方法を教えてくれる一冊になるだろう。