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コロナウイルスを防ぐ最高の武器「マスクではなく、手消毒」

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・専門家「マスクよりも手消毒がより重要」を強調

・感染の大半は、汚れた手で口や鼻に触れ発生

・マスクはむしろ追加感染の懸念…高温多湿の環境

 

手衛生が最も重要であり、マスクでは代替できない

 

コロナウイルス拡大とマスク品薄事態が続いているが、最も重要な衛生原則は、マスクではなく、手の衛生消毒管理と専門家は改めて強調している。

 

ジョン・ウンギョン中央防疫対策本部本部長もコロナウイルス発生状況定例ブリーフィングをするたびに、「マスクより手洗いがより重要だ」と繰り返し強調している。マスク品薄を受け、出生年度順に週1人2枚、5部制配給方式まで導入されたが、まだ供給は需要に追い付いているとは言えない状況だ。

 

問題は、マスクが感染予防に最も効果的手段ではないという点である。コロナウイルス予防最優先は手の衛生管理だ。感染経路の大半は、自身の手であるからである。

 

石鹸や手消毒剤で入念に手を隅から隅までよく洗う習慣が、マスク着用よりも有効である。マスクの着用が、かえって他の感染症を発生させる可能性があるからだ。マスクを長時間使えば高温多湿になり、ウイルスや細菌がよく育つ環境に変貌する。コロナウイルスを防ごうとしながら、他の危険な細菌にさらされるということだ。

 

予防医学の専門家であるチャン・ジェヨン亜洲大医学部名誉教授が自身のフェイスブックで「ウイルスは微生物学的に生存しにくい存在で、乾燥した状態ではすぐに死滅するが、マスクを使ってしっとりと水分が多く、体液がある環境になれば、むしろ長く生存する」と指摘した。

 

世界保健機関(WHO)は、マスク自体が追加感染症を引き起こす可能性があるとして規定している。マスクの使用よりも廃棄にも気を使わなければならない。WHOは、マスクを脱ぐ時は手でマスクを触れず、紐の部分を持って脱ぐようにと勧告する。使用したマスクは、必ず密閉されたゴミ箱に捨ててから、手をきちんと洗うことで追加感染を防ぐことができる。

 

マスクをスいくら使おうが手衛生ほど重要なものはないというわけだ。チョ・ヨンス全南大病院応急医学助教授もフェイスブックを介して「手をよく洗うだけでもコロナウイルスはほとんど防ぐことができる」と述べた。

 

マスクの着用推薦はコロナウイルスが液滴、すなわち他人の唾液から伝染される特性のせいだ。しかし、日常で他人の唾液を浴びることは少ない。むしろウイルスが付着したものやハンドル、布、鉄器などを触った手で自身の口や鼻を触って感染する場合が多い。

 

チェ・ウォンソク高麗山病院感染内科教授も「手の衛生状態を適切に維持しなければ、マスクの汚れた部分を介して感染する可能性があるなど、手の衛生を管理することが最も重要な方法だ」とアドバイスした。