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密入国中国人「生活苦で就職しようと韓国に来た」

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韓国の忠泰安ビーチで最近45日間にわたり3回も正体不明の船が発見された中、4月にボートで密入国して検挙された中国人2人が就労を目的とした犯行であったことが明らかになった。

 

5日、中部地方海洋警察庁ファン・ジュンヒョン捜査情報課長は、中間捜査発表を通じて「(4月19日と5月21日)2件の密入国犯行で検挙された密入国者は、中国での生活苦のために不法就労を目的と密入国犯行を犯したことが分かっており、韓国での滞在後、不法滞在などの理由で強制出国された前歴がある」と述べた。

 

特に、これらの事件で西海岸の境界が破られたことにより、近隣住民の心配について海上警察は軍・驚異空調をより強化して、徹底的に警戒を万全を期すると明らかにした。また、海上警察は本庁で総領事などを通じて中国側に捜査協力を要請しているものの、詳細については捜査が難しく、明らかにすることができないと述べた。なお、検挙されたすべての密入国者は新型コロナウイルス検査の結果、陰性判定を受けたことが分かった。

 

現在までに明らかになったところでは、2件共に、中国国内で中国人募集チャットアプリ微信を介して密入国希望者を募集していた。捜査の結果、5月21日、密入国者8人はすべて中国人であり、去る5月20日午後9時頃、中国山東省威海市の浜辺からモーターボートに乗って出航し、5月21日午前11時23分頃、韓国泰安郡の海水浴場近くの磯に到着した。

 

去る4月19日、黒色のゴム製ボートを利用した密入国事件については、5月31日の聞き込み捜査を進めていたところ「密入国者が疑われる人物」の情報提供を受け、身分を確認する過程で入国記録が確認されない中国人2人を逮捕するに至った。この時、一緒に密入国した中国人は5人と把握されている。

 

これにより、泰安郡で最近確認された密入国事件は、最初報道された「5月21日モーターボートを利用した密入国」に加えて、さらに「4月19日にも別の密入国」があったことが確認された状態だ。「5月21日密入国」は、1人当たり1万元(約172万ウォン)、「4月19日密入国」は、1人当たり1万5000元(約260万ウォン)相当を募集元に送金し、その資金でボートや油など諸般の機器を購入した後、密航時期に合わせて集結して韓国に密入国したものと見られている。

 

海洋警察の関係者は「4日8時55分頃、忠南泰安郡の防波堤で発見されたゴム製ボートの件も密入国関連かどうかを調査している」とし「状況に応じて、必要と判断された場合は公開捜査に切り替える予定」と話した。