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パク・ソジュン&カン・ハヌル映画『青年警察』に「中国同胞に謝罪せよ」

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裁判所が2017年に公開された映画『青年警察』に登場する朝鮮族の姿が、中国同胞に不快感や疎外感を誘発したとし、映画会社側に謝罪と再発防止を約束させる和解勧告決定を下したことが明らかになった。映画『青年警察』は朝鮮族の臓器密売組織を題材にした映画だ。先立って2017年10月、中国同胞66人の朝鮮族の臓器密売組織一掃を描いた映画として『青年警察』製作会社側は民事訴訟を提起されていた。

 

法曹界によると、ソウル中央地裁第9-2民事部は3月「映画『青年警察』の一部内容に、朝鮮族を否定的に描写した架空の事実が含まれている」とし「原告らがこの映画によって不快感や疎外感などを感じているようだ」とし、和解勧告決定を下した。

 

1審は「表現の自由」として映画会社側の意見が認められた。しかし、2審は違った。裁判部が「この映画によって不快感や疎外感などを感じた原告らに、謝罪の意思を伝える必要があると思われる」とし「製作会社に、原告らに対する公式謝罪と今後の再発防止を約束するよう勧告した」としたのだ。

 

また「今後映画を製作するにあたり、観客に特定集団に対する偏見や反感を引き起こす恐れがある嫌悪表現がないかどうかを十分に検討してほしい」と告げた。裁判所の和解勧告決定は、原告と被告の両方に対して確定された。

 

これについて製作会社ムービーロックは「否定的描写で不快感と疎外感を感じさせた」とし「今後、特定集団に偏見や反感を引き起こす嫌悪表現がないことを十分に検討する」という謝罪文を、4月中国同胞らに伝えた。

 

2017年の『青年警察』公開直後、中国同胞の間では、韓国犯罪映画に対する不快感が頂点に達したとする意見が広がっていた。朝鮮族の国内居住地域を犯罪多発地帯として描写し、これらを完全なる悪として表現したという理由からだ。