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米「酒の代わりにアルコール消毒剤飲み3人死亡」

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アメリカで、酒の代わりに毒性エタノールが含有されたアルコール消毒剤を飲み、3人が死亡、1人が失明する事故が発生した。コロナウイルス事態の長期化により、アルコール消毒剤の使用頻度が増えた中、ウイルス予防の裏にある有害性を示した事故と言える。

 

27日(現地時間)CNN放送などの外信報道によると、ニューメキシコ州保健局は前日声明を出し「住民7人がアルコール消毒剤を飲む事件が昨年5月に相次いで発生した」とし「このうち3人が死亡し、1人が失明、残り3人は重体」と明らかにした。

 

保健省は「今回の死傷者は、アルコール依存症と関連がある」とし「ホームレスが酒類の代わりにアルコール消毒剤やその他のアルコール含有製品を飲む場合がある」と伝えた。

 

保健省は、アルコール消毒剤吸入の深刻さを喚起するために、死傷者の現状を発表した。アルコール消毒剤は通常、消毒用エタノールを主成分とするが、一部の不良製品は毒性を持つメタノールを使用しているため、決して吸引してはならないと警告した。相当量のメタノールが検出されると、嘔吐、頭痛、失明、脳損傷、最悪の場合には死亡に至る可能性もある。

 

保健省は「メタノール含有のアルコール消毒剤を使用した可能性があれば、すぐに病院で治療を受けなければならない」と呼びかけた。

 

アルコール消毒剤を吸引するとんでもない事故が重大な結果を招いた中で、アルコール消毒剤に関して予期せぬ事故を招いた事例が韓国国内でも発生した。最近、大邱のとあるアパートのエレベーターで5歳の子どもが内部に備えられたアルコール消毒剤を使用しようとしたところ、消毒剤が目に入り角膜に火傷を負った事故があった。エレベーター内に置かれたアルコール消毒剤が子どもの背丈と同じくらいであったことから、消毒液が目に跳ねて入ったと思われる。子どもは失明などの致命傷には至らなかったものの、今後も治療を受けながら経過を見守らなければならない状態だ。

 

アルコール消毒剤は、100g中のアルコール成分が60〜80%含有されているが、ウイルスを破壊するほど高濃度である。目にアルコールのような刺激的な物質が検出されると、目の外側から光を受け入れる角膜に傷が生じることがあり、角膜の傷、角膜の傷部分に細菌が侵入したり、炎症がひどくなったりすると、角膜潰瘍など深刻な病気を引き起こす可能性があるため、使用には十分な注意が必要だ。

 

防疫当局は、消毒剤成分の有害性を明らかにし、「特に、高齢者は、有害物質の影響を受けやすいため、消毒剤成分を吸引していないなど、人体を最小限に抑える必要がある」と述べた。