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未だにマスクを着用しない西欧人…北欧着用率5%未満

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新型コロナウイルスの拡大を阻止するため、マスクの着用が喚起されているが、アメリカやヨーロッパなど西欧では未だにマスク着用率が低いことが分かった。アジア諸国では、マスク着用率が90%近い一方、アメリカでは71%、イギリスでは31%にとどまり、北欧諸国は5%未満との数値が発表された。

 

29日、世論調査機関YouGovが2~6月、公共の場でマスクを着用すると回答した割合を国別に調査した結果、アメリカは71%、ドイツは64%、イギリスは31%という数値をを記録した。アジア諸国では、シンガポール92%を筆頭に、マレーシア89%、香港86%、台湾85%と、着用率90%に迫る勢いであるのに比べると、西欧諸国は非常に低いレベルであると言える。

 

特に北欧諸国の場合、公共の場でのマスク着用率が先月25日の時点で、デンマーク3%、スウェーデン4%、ノルウェー5%など5%以下を記録し、非常に低い水準を記録した。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、西欧ではマスクの着用に恥ずかしさを感じる人が多く、脆弱性の象徴という否定的な認識がある上、保健当局と専門家の間で日常におけるマスク着用の効用についての意見が分かれており、政治指導者も着用していないということが理由ではないかと分析した。

 

アメリカとヨーロッパの多くの国では、商店や公共交通機関でのマスク着用を義務付けられているが、各種研究結果を見ると、義務でない限りはマスク着用をためらう人が多いことがうかがえる。

 

アメリカのバークレー大学数理科学研究所の研究結果によると、男性は女性よりもマスクの着用が恥ずかしがる傾向があり、脆弱性と否定的な認識の象徴であると回答する割合が高いことが分かった。

 

ドイツのバンベルク大学の研究結果によると、欧州でマスクの着用を受け入れる割合はまだ低い。多くの人がマスクを使うことに対してぎこちなさを感じることが分かった。

 

また、いくつかのヨーロッパの国では、他の形で顔を包み込むことに対する否定的な認識が影響しているという推測もある。オーストリア、フランス、ベルギーでは、イスラムのベール着用が禁止されている。他のヨーロッパの国々は、集会デモの時のマスク着用を禁止した。銀行でのマスク着用は、安全上の理由から禁止されている。

 

ドイツのメルケル首相は、公共の場でマスクを使わない。トランプ大統領も、マスク着用を勧告しているものの、自身は使わないと明らかにした。

 

このような現象は、韓国や台湾などのアジア諸国とは対照的だとWSJは指摘した。国民の大多数がマスクを着用するアジア諸国は、経済活動封鎖なしでも、新規感染者数を低い数値のまま維持することができている。750万人が居住しており、世界最高で人口が密集している香港は、コロナウイルスによる死者が6人に過ぎない。キーポイントはマスクの徹底した着用だ。香港では、朝の出勤時間帯のマスク着用率は97%だ。