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文大統領、司法試験同期のソウル市長死亡の知らせに「あまりに衝撃的」

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韓国の文在寅ムン・ジェイン)大統領は10日、パク・ウォンスン(朴元淳)ソウル市長の死の知らせを聞き「あまりに衝撃的」と述べた。

 

ノ・ヨンミン大統領秘書室長はこの日、ソウル鍾路区にあるソウル大病院葬儀場に設けられたパク市長遺体安置所を弔問した後「文大統領は“パク市長は司法研修院時代から長い縁のある方であるだけに、あまりに衝撃的”と述べられた」と伝えた。

 

ノ室長は同日午後4時頃、カン・キジョン政務首席、キム・ゴソン市民社会首席、ユン・ドハン国民疎通首席秘書官など、大統領府参謀らと共に遺体安置所を訪れた。

 

文大統領は先に、この日パク市長遺体安置所に弔花を送った。パク市長とは、司法研修院同期(12期)でもある文大統領は、国政状況室などを通じて前日から状況報告を受けていたことが分かった。

 

文大統領は著書『運命』でもパク市長などの研修同期を紹介し「合格者数が141人と、最少で選び抜かれたメンバーであっただけに、同期の絆が厚い」とした。パク市長も普段から「文大統領とは育ちも似ており、30年以上の付き合いになるが、常に慎重で変わらない」とした。年齢で言えばパク市長(1956年生まれ)は、文大統領(1953年生まれ)より3歳年下となる。

 

パク市長は2017年1月、民主党大統領候補予備選挙を控え、文大統領を「既得権」と規定し、「党の分裂をもたらした文前代表は、積弊清算対象で清算主体になることができない」と述べ、議論を引き起こしたこともあった。しかし、この発言については謝罪し、文大統領は2017年5月に大統領当選直後、ASEAN特使としてパク市長を派遣した。

 

文大統領とパク市長が公式の場で会ったのは、先月23日、大統領府で開かれた首都圏防疫対策会議と閣議が最後である。過去7日の閣議会議にはパク市長は出席していなかった。