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韓国大統領府は自画自賛、国民は「セルフ防疫」に必死

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集団感染の恐怖に怯える韓国国民…「マスクに使い捨て手袋まで着用」

 

会社員クァク氏(40)は先月23日、コロナウイルス危機警報が深刻レベルに格上げされると、出勤時に、マスクと使い捨て手袋を着用するようになった。マスクの予防効果について毎回言葉が変わる政府より、海外医療界のアドバイスを信頼しているからである。クァク氏は「他人の飛沫が身体に接触する確率よりも、汚染された手を知らないうちに口や鼻に近づける確率が高いため、海外医療ではマスクよりも手袋の着用を勧めていると聞いた」と語った。

 

共働き主婦ソン氏(37)も、九老コールセンターでの集団感染が起きた直後、インターネットショッピングモールで使い捨て手袋を注文した。ソウル地下鉄3号線に乗って通勤するソン氏は、「公共交通機関感染症について政府は大丈夫だと言い、テレビ番組に出演した医師は、感染の可能性があると言っていた。誰の言葉を信じるべきか判断がつかず、可能な限り安全対策をしようとした」と語った。ソン氏は「数日後、同じ製品を追加購入しようとしたところ、品切れだった」と「使い捨て手袋もマスクのように購入大乱が起こらないか心配だ」と付け加えた。

 

妊婦のシン氏(35)は、「コロナウイルス予防に効果があるかは分からないが、少しでも不安も払拭しようとマスクと使い捨て手袋はもちろん、抗菌ウェットティッシュと殺菌消毒剤も購入し、毎日使用している」と述べた。ソウル松坡区住民のチョン氏は、「アパートのエレベーターのボタンにビニールラップが貼られているのを見て、人々の不安感が非常に大きいことを痛感した」と伝えた。

 

「宗教集会は禁止し、海外入国者は隔離して欲しい」

 

集団感染事態が絶えなかったため、政府の「社会的距離を置く」勧告はきちんと実施されているのかという不満も出ている。クァク氏は、「コロナウイルス深刻レベル格上げ後、会社の方針に基づいて週2〜3日ずつ在宅勤務しており、食事の時間も一人だ。政府の勧告通り、社会的距離を置くように懸命に実践している。しかし先週末、城南教会での集団感染ニュースを見た時は本当に腹が立った。新天地大邱教会の件があったにも関わらず、なぜ政府が週末宗教集会を禁止していないのかまったく理解できない」と述べた。

 

実際に政府は、宗教集会禁止や海外入国者に対する自己隔離義務化を検討していない。3月17日の定例記者会見でキム・ガンリプ中央災難安全対策本部の保健福祉部次官は、宗教集会を禁止していない理由について、「“感染症の予防及び管理に関する法律(感染症予防法)”に基づいて宗教集会禁止措置をとることは可能だが、憲法が保障する宗教の自由を侵害することになるため、考慮事項が多い」と説明した。海外入国者にも「症状の報告と発熱チェック・国内コンタクト提出・入国後2週間の症状報告」などを含む「特別入国手続き」にのみ適用される。