こぐまぶっく

韓国ニュースと韓国お役立ち情報を紹介

ベトナム航空・エールフランスなど海外航空会社「突然の払い戻し停止」

f:id:lemon751231:20200406011842j:plain

 

韓国旅行業界「商道徳を守れ」

 

一部の海外航空会社が、コロナウイルスの影響により運休となった航空券のうち、韓国人顧客の払い戻し受付を突然中断し、個々の旅行者はもちろん、航空券の予約を代行した旅行代理店からも強い不満が寄せられている。

 

19日、韓国国内の旅行業界によると、ベトナム航空が韓国支店長名義で「12日から韓国支店の払い戻し申請受付を停止して、6月15日から受付を再開する」とホームページに発表したことがわかった。

 

これらの航空会社は、新型コロナウイルス感染症事態により、韓国・ベトナム政府の両国間の旅行自制措置を適用して、5日からすべての韓国発の運航を停止した。さらに、ベトナム航空に続き、カザフスタンの航空会社であるのエア・アスタナも17日から払い戻しシステムを遮断し、エールフランスとKLMオランダ航空の払い戻しシステムも停止した。

 

問題は、海外航空会社の航空券の予約代行をした旅行代理店である。払い戻しの措置が遅れたことで、顧客の不満が大きくなったうえに、もし航空会社が払い戻し自体を拒否した場合、返金額を負担しなければならいという最悪の状況に置かれることもあるからだ。

 

現在、すでにほとんどの旅行代理店が、営業不振により非常勤務体制に入った状況である。とあるツアー会社の関係者は「会社から当該通知を除いて、追加の伝達を受けた事項はない」とし「現在、航空会社にすでに支払った金額は受け取っていない」と述べた。

 

東南アジア専門の旅行代理店の代表は、「ベトナムにおいて、韓国が最大の市場の一つであるが、今のこの状況は不意打ちを食らった気分」とし「それにお金もない状況なのに本当にひどい話だ」と不満を打ち明けた。

 

これと関連し、韓国旅行業協会(KATA)は、強力な対応に乗り出そうとしている。KATAの関係者は、「国際航空運送協会(IATA)に今回の事態を知らせ、是正を要求したが、航空業界側の状況を汲み取って、双方で解決するようにと、呆れ果てる回答しか返ってこなかった」とし「災難の中、我々国民と企業に苦痛を与えた海外航空会社は、まさに商道徳に反する行為を見せたと言える」と話した。

 

それとともにKATA関係者は、「まず、公正取引委員会国土交通省などの関連機関に支援を要請し、被害救済を進めたい」とし「会社を管轄するIATAにも絶えず問題を提起する計画だ」と付け加えた。一方、突然の払い戻しの申請中断を宣言した海外航空会社はこれと関連し、これといった主張は発表しなかった。