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コロナで韓国の食卓が変化?簡単&衛生がポイントか

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韓国では、新型コロナウイルス第2波により家族全員が家で過ごす時間が長くなったことから、1人世帯を狙った「1食分」の少量食品が、4人家族の食卓に上がるという現象が起こっている。食べ物の匂いはもちろん、調理時間や皿洗いを減らすことができる上、感染の懸念から家族内での食事も1人ずつ皿に取り分けて食べる消費者が増えているからだ。

 

31日、食品・流通業界によると、CJ第一製糖bibigo(ビビゴ)は、サバ・カレイ・サワラに続き、最近ではホッケ・サンマなどの魚焼き5種セットを発売した。冷蔵製品であるため、電子レンジで1分加熱するだけで済み、臭いや煙なしですぐに食べることができる。また、袋ではなく皿に盛られているため、後片付けも必要ない。CJ第一製糖の関係者は、「オンラインや早朝配送が売上高の半分以上を占めていたが、最近は大型マートでも家族ごとにそれぞれ好きな焼き魚を買い求めるケースが多い」と話した。

 

韓国の代表的総合食品ブランドであるチョンジョンウォンは、オンライン専門ブランド「おうちでON」を通じて、子どもたちが食べやすいサイズ(30g)の骨なし焼き魚2種を販売した。電子レンジで1分温めるだけで、栄養満点の国産サバ・サワラ焼きを味わうことができる。関係者によると、「全て手作業で骨を取り出し、レモン汁で臭みを除去した」とし「オンラインモールだけ販売しているが、今年第2四半期の売上高は第1四半期比で2倍近くに成長した」と述べた。

 

韓国の食品会社オットギは「レンジでチンして食べる焼き魚」の3種に続き、最近ではノルウェー産サーモングリルを追加で販売した。手がかかり、独特の香りが強い魚を手軽に楽しむことができる「簡単!魚の煮付」も販売している。

 

肉の少量販売も注目されている。ドンウォンホームフードは、金泉ミートの新鮮精肉と手を結び、コンビニの新鮮精肉製品を発売したところ、最近3ヶ月の売上高が23%増加した。CUは、業界単独で5月から新鮮精肉を小容量で販売中だ。200gずつ包装したサムギョプサルや肩ロースなどの4種で、最近の売上高が46.5%も急増した。また、eマート24は、4月にステーキ専門店と1食ステーキ(150g)を披露し脚光を浴びている。

 

スパゲッティとパスタソースも少量包装品が人気だ。世界中のパスタソースを安価で楽しむことができるチョンジョンウォンの1人用製品の場合、今年に入って7月までの累積売上高が前年比3倍近く増加した。GS25は「シンプリー・クック」ブランドで一食の食事に適した外食店レベルの海鮮おこげ、ローストチキン、玉子焼きなどを販売し、オンラインモールなどの売上高が8月中旬以降、前週比40%近く増加した。