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韓国政府「秋夕連休は故郷・知人訪問自粛を」…非対面推奨

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韓国最大の祝日である秋夕に、政府が故郷や知人の訪問を自粛勧告したのは、今回の秋夕連休(9月30日〜10月4日)によって新型コロナウイルスの拡大経路となることを懸念したためだ。首都圏での集団感染が頻発し、感染経路不明の患者の割合も高い状況で、全国的に「民族大移動」が行われた場合、コロナウイルスの制御が難しくなるだろうという切迫が反映されたものである。

 

政府は5月と8月に一時的祝日を指定し消費刺激に乗り出したが、結果的に感染者急増という結果に終わってしまった。今回の秋夕は、コロナウイルスが本格的に普及して以来、初めて迎える大きな祝日である。旧正月連休(1月24日~27日)の直前に初の感染者が発生したものの、今のように全国的な拡大を予想するのが難しい初期であった。

 

中央災難安全対策本部は「3週間後の秋夕まで、無症状・潜伏感染を完全に制御することは不可能である」と断言した。このため、政府がこの日に発表した秋夕防疫対策には、「非対面祝日」のための対策が多く含まれた。まず、墓参りは21日から始まる「e空商売情報システム」によるオンライン墓参りを利用するよう勧告した。これは、オンラインで遺影・献花・祭壇などを準備し、家族が故人の追悼文を作成できるサービスだ。

 

政府は、墓の草刈りも、森林組合や農協などの代行サービスを使用するよう勧告した。チョン・セギュン首相はこの日、重大本会議で「国民が草刈り代行サービスを簡単に利用できるよう、農林畜産食品部など関係省庁が方策を講じるように」と指示した。

 

祝日に特に訪問者が増える特別養護老人ホームは「要注意施設」に該当する。今回の秋夕では、高齢者介護施設や療養病院を訪れないことが、むしろ「親孝行」になる。もし面会することがあれば、病室ではなく、透明遮断フィルターが設置された空間で会わなければならない。重大本の関係者は、「コロナウイルスの致命率が年配の方などハイリスク群から高くなることに留意しなければならない」と述べた。

 

公共交通機関は、窓際の方のみ利用することが原則となる。鉄道は窓側の座席のみ販売される。座席のうち50%のみの販売という意味だ。高速・市外バスも窓側の座席のみ前売りするよう、各企業に勧告することにした。