こぐまぶっく

韓国ニュースと韓国お役立ち情報を紹介

コロナウイルス、食べ物は比較的安全な理由4つ

f:id:lemon751231:20200406105624j:plain

 

新型コロナウイルスが全世界を席巻している中で、毎日食べる食べ物の安全性について懸念している人が多い。しかし、幸いなことに、コロナウイルスは食品を介して感染されていないことが分かったのである。

 

アメリカ「コンシューマー・レポート」で食品安全や研究、検査の担当ディレクターであるジェームズ・ E.ロジャース博士は「食べ物を調理する時や食べる時に、大腸菌サルモネラ菌などの食中毒を起こす細菌を予防する次元で対処すれば、コロナウイルス事態でも、健康を守るのに大きな問題はない」と述べた。

 

専門家は「ただしコロナウイルスは、ウイルスに感染した手で目や鼻や口などに触れると伝染される場合が多いので、食べ物を食べたり、調理したりする前には必ず手をきれいに洗わなければならない」と強調した。これと関連し「コンシューマー・レポート」の報道をもとにコロナウイルスの中でも食べ物が比較的安全である理由の4つを調べてみる。

 

1. コロナウイルスは食品で増殖できない

 

コロナウイルスに感染した人が食べ物に向かって咳やくしゃみをしたり、ウイルスが付着した手で食べ物を触れると、コロナウイルスが食べ物に付着する。しかし、食中毒を起こす細菌とは異なり、コロナウイルスは食品では増殖しない。

 

アメリノースカロライナ州立大学の教授であり、食品の安全性の専門家であるベンジャミン・チャップマン博士は「食中毒を起こす多くの細菌は、食品から繁殖する能力を持っているが、これが適切な条件になると、細菌は短時間で信じられないほど増える」と述べた。

 

彼は「しかし、ウイルスは、このような細菌とは違う」とし「宿主の細胞に侵入して、数百万個の粒子を生成するウイルスは、生きている宿主を必要とするため、食品では増殖をしない」と付け加えた。

 

2. 適切温度の熱調理によりコロナウイルス死滅


WHOによると、コロナウイルスは、日常的な調理温度ですべて死滅するとされている。したがってコロナウイルス予防を意識して調理をする場合、通常よりも多くの熱を強く加えるなどの措置をとる必要はない。

 

このような理論は、コロナウイルスと同様のSARS重症急性呼吸器症候群)の研究結果から導き出されている。この研究によると、SARSのウイルスは華氏149度(摂氏65度)の温度で3分間加熱した時、ウイルス1万匹が1匹で減少したことが分かった。

 

専門家は「食中毒を起こす病原体を殺すことができる温度ならば、コロナウイルスも死滅させることができる」と言う。その温度は、豚肉や牛肉、ステーキ、魚などを調理する時は、華氏145度(摂氏63度)以上、卵などは華氏160度(摂氏71度)以上、鶏などの家禽類や残った食べ物を温め直す時は華氏165度(摂氏74度)以上などである。

 

3. 生食よりも調理済みの食品を推奨


理論的には、コロナウイルスに感染した人が、食品に咳やくしゃみなどを介してウイルスを移す場合があり、このような食品に触れた人が手で顔を触ると感染する可能性がある。

 

しかし、専門家たちは、「このように伝染される場合はほとんどない。むしろ食料品店など、室内空間に近い距離にある人から感染する可能性がはるかに大きい」とし「このため、買い物などの外部活動をした後、手をよく洗うようにと強調している」と言う。

 

シャープナー博士は「今日のようにコロナウイルスが拡大している状況では、ローフードより調理済みの食品を食べる方がいい」とし「果物や野菜などを生で食べる場合、ブラシを使って水でよく洗浄しなければならない」と述べた。

 

4. テイクアウトや配達も安全


チャップマン博士は「外から買い物を介して食品を購入するよりも、テイクアウトや配達の方が安全」とし「これは人との接触を最大限に減らしてくれるから」と述べた。

 

彼は「配達された食べ物を食べる時は、手を洗った後、食べ物を器に移し、再び手を洗った後、食事を開始すべき」と付け加えた。