こぐまぶっく

韓国ニュースと韓国お役立ち情報を紹介

韓国総選挙投票率「午前9時現在8.0%…過去総選挙より0.9%UP」

f:id:lemon751231:20200415132229j:plain

 

江原・大邱で最高8.9%…最下位は光州6.6%

 

第21代国会議員選挙(定数300、任期4年)の投票率が15日午前9時現在で8.0%を記録していることが分かった。これは、過去2016年に行われた第20代総選挙の同時刻投票率より0.9%高い数値だ。中央選挙管理委員会によると、同日午前9時現在、全有権者4399万4247人のうち353万7969人(暫定)が第21代総選挙投票に参加し、合計8.0%の投票率を記録した。

 

最近の総選挙の午前9時時点での投票率を見ると、▲1996年/第15代11.0%▲2000年/16代11.1%▲2004年/第17代12.6%▲2008年/第18代9.1%▲2012年/第19代8.9%▲2016年/第20代7.1 %を記録している。ただし、午前9時時点での投票率は、事前投票・在外投票・船上投票・居所投票などは含まれていない数値だ。事前投票・在外投票などは午後1時からの投票率に反映される。

 

地域別では江原・大邱が8.9%と最も高かった。続いて▲慶南8.6%▲釜山・蔚山8.4%▲大田・慶北・済州8.3%▲忠南8.2%▲ソウル・京畿8.1%の順で、残りの▲忠北7.9%▲世宗・全羅北道7.0%▲仁川・全羅南道6.9%▲光州6.6%などは、平均を下回った。歴代の最終投票率を見ると、1988年の第13代75.8%→1992年の第14代71.9%→1996年の第15代63.9%→2000年の第16代57.2%で下落した。

 

コロナウイルス混乱の中でも政治的関心の高まり


大統領弾劾事件により政治的関心が高まった2004年の第17代総選挙で60.6%まで上昇したが、2008年18代総選挙で46.1%で過去最低を記録している。その後、2012年の第19代総選挙では54.2%、2016年の第20代総選挙は58.0%の投票率を記録し、再上昇した。今回の総選挙では、事前投票率(26.69%)が過去最高を記録し、合計の投票率が16年ぶりに再び60%を超えるなど、政治的関心が高まっているものと見られる。

 

この日の午前6時から始まった第21代総選挙の投票は午後6時まで、全国1万4330カ所の投票所で行われる。投票者は、新型コロナウイルス感染症予防のため、自宅を出発する時からマスクを着用しなければならない。投票所の入口では、非接触型体温計で発熱チェックが行われ、手を消毒した後、使い捨てのビニール手袋を着用することになる。

 

発熱チェック後、体温が37.5度以上であるか、呼吸器症状がある投票者は、一時投票ブースで投票することになり、一時投票ブースは、使用後すぐに消毒されることになっている。自己隔離している投票者は、午後6時前に投票所で整理番号を貰った後、別の場所で待機して午後6時以降、一時投票ブースで投票することになる。

 

開票所は、全国251の場所に用意されており、区・市・郡で多少の時間差はあるものの、午後6時30分から開始される見通しだ。最初の開票結果は午後8時頃に確認できると予想されている。