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チョ・ジョンソク「賢い医師生活で人生最高の役に出会った」

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演技の上手さで高い評価を得ているチョ・ジョンソク。しかしこれほどまでに「スマートな上手さ」を持ち合わせている俳優がいるだろうか。tvN木曜ドラマ『賢い医師生活』で肝胆膵外科医イ・イクジュン役を演じ、連日話題を集めている。遊んでばかりにもかかわらず成績は常に1位を誇る自称「人気者」で、医学部同期5人組の中でも最もポジティブで愉快な魅力の持ち主だ。患者と家族の生活に共感を寄せるヒューマニストの一面を持ちながら、すべてのスタッフにも温かく対応する優しい人物だ。

 

『賢い医師生活』は、誰かが生まれ、誰かが人生を終える「人生の縮図」とも呼ばれる病院で特別な一日一日を生きていく人々と、その友人のストーリーを描いた作品だ。『応答せよ』シリーズや『刑務所のルールブック』で高視聴率を記録したヒットメーカーのシン・ウォノ監督とイ・ウジョン作家による新作で、チョ・ジョンソクをはじめユ・ヨンソク、チョン・ギョンホ、ギム・デミョン、チョン・ミドなど、演技力と大衆性を兼ね備えたキャストも合わさり、レジェンド級の組み合わせとして、連日話題を呼んでいる。

 

今回は、人生最高のキャラクターを更新しているとも言える、俳優チョ・ジョンソクにインタビューをした。

 

―初回放送を見た感想をお聞かせください。

 

「期待していただけに、とても面白かったです。これからも、さまざまなストーリーと変化が登場します。次の放送も楽しみです」

 

―魅力的な「イクジュン」というキャラクターを紹介してください。

 

「“何を考えながら生きているのか?”と考えてしまう人物です。毎回どんなことを言って、どんな行動をするのか、演じる僕でさえ気になってしまうキャラクターですね。面白くて、ポジティブで、欠点がない。撮影をすでにしているのですが、今後の撮影がさらに期待される魅力的なキャラクターです。一言で言うと“コミュ力が高い”ですね」

 

―肝胆膵外科医の役ですが、どんな準備をしましたか?

 

「まず肝胆膵外科は、肝臓・胆嚢・膵臓を担当する科です。役作りのために外来診療を見学し、肝臓移植手術まで見学させていただきました。とても緊張しました」

 

―休みなく仕事を続けていますが、今回の作品を選択した理由は何ですか?

 

「昨年、他のドラマを撮影していた時にシン・ウォノ監督に会いました。監督とイ・ウジョン作家の前作が好きだったので、断る理由がありませんでした。当時は脚本もなく、ドラマのタイトルも知りませんでしたが、必ず出演したかったんです」

 

―ドラマの鑑賞ポイントは?

 

「5人のケミストリーとアンサンブル、そして隠れた才能がポイントです。医療ドラマとは少し違う、隠れた自分たちだけの才能というものがあり、その点を期待していただきたいですね」

 

チョ・ジョンソクは演技している時が一番幸せだと言う。彼は俳優という職業について「性に合う」と表現した。演技をしているとストレスが解け、かつて練習室で仲間と演技を合わせていた時は「あまりにも嬉しくておかしくなりそうだった」とも言う。彼に良い俳優の基準について尋ねたところ、記者とのインタビューでこのように述べてくれた。

 

「最終的には観客に認められる前に、仲間に認められる俳優が良い俳優だと思います。演技的な部分もそうですが、最も大切なのは人間的に認められているということですね。僕は観客に嘘をつく俳優になりたくないです。もちろん、僕はまだまだです。これからも努力しなければなりません」

 

今回インタビューを通じて会った実際のチョ・ジョンソクは、作品で見せる度胸のある姿とは程遠い。思春期の少年のような恥ずかしさが見える。そして、その姿に慣れる前に、すぐに他の魅力を見せてくれる。真っ直ぐで正直な姿だ。彼は「善良や正しくあるより、平凡を追求する方がいい」とし「ある人は、俳優という職業に就いている人は平凡ではなく特別であってこそ魅力的だと言うが、僕は普通の方がいいと思う」と話した。