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韓国警察「飲酒運転の取り締まりもアンタクト導入」

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コロナウイルスで取り締まりが減ると飲酒事故24%増加


コロナウイルス感染への懸念により、1月末に飲酒運転取り締まりを中断した韓国警察が、取り締まり強化に向けて動き始めた。その理由は、飲酒運転による交通事故が大幅に増えたからである。韓国警察庁20日から、運転者が息を吹きかけなくても飲酒を検出することができる非接触センサーを試験的に導入し、飲酒運転を取り締まると19日明らかにした。

 

当初、韓国警察は、検出器に口を寄せて息を吹きかける既存の取り締まり方法は、コロナウイルス感染の危険が大きいとして1月28日に取り締まりを中断し、歓楽街などに絞り込んだ取り締まりを行っていた。しかし、取り締まりが緩和されると、今年1〜3月に飲酒事故件数は4101件と、1年前(3296件)より24.4%増加した。同期間、飲酒運転事故による死亡者は74人から79人へと6.8%増加した。

 

感染リスクを考慮した測定システム


コロナウイルスの流行により、社会的距離を置く動きが広まり、飲み会が減少した点を考慮すると、事故増加の勢いが尋常ではない。これにより警察は、感染リスクを下げることができる非接触センサーを導入することにした。センサーの電源を入れた状態で、運転口から約30㎝のところに5秒間置くシステムである。飲酒が検出されるとライトが点滅し、警告音が出る仕組みだ。

 

警察関係者は、「センサーに飛沫遮断用使い捨てカバーを被せて使用する予定」とし「測定後は、運転手に抗菌ティッシュを渡し、提供車両の中で消毒するようにする」と述べた。

 

しかし一部では、非接触センサーの精度が落ちるのではないかと懸念されている。飲酒量が少なかったり、運転者が息を我慢してしまったりする場合、正しく検出されないという指摘だ。また、車両の同乗者が泥酔した場合、誤感知されることもある。

 

警察庁の関係者は、「飲酒が検出された場合、実際の飲酒を正確に再調査する方針」とし「一週間の試験運営を行った後、補完策を設け、全国的に拡大する」と語った。