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コロナウイルスによりアメリカ人の健康観念に変化「マスクが日常」

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アメリカ人が注目する「テレへレス」とは?

 

新型コロナウイルス感染症の流行によりアメリカ人の健康観念が変化しているという分析が出た。2日、KOTRAロサンゼルス貿易館によると、目に見えない微細なウイルスに人類が悪戦苦闘している現在、アメリカ人の健康観念が変化してきているという。

 

グローバル市場調査専門機関が最近発刊した「アメリカのコロナウイルス:今何が起こっているのか」報告書によると、自由な移動が制限されたことで、アメリカ人はリモートで行われる医療サービス「テレヘルス(Telehealth)」に目を向け始めた。

 

多くのアメリカ人がウイルス感染の可能性がある病院訪問を避けており、直接訪問しなくても、基本的な健康チェックや医師との遠隔診療も可能なテレヘルスサービスに高い関心を見せているという分析だ。テレヘルスだけでなく、自宅でもカロリーコントロール、ストレッチ、簡単な運動などを単独で行うことができるよう支援する健康関連アプリも大人気だ。以前は見つけることが難しかったマスクも、現在ではアメリカの街中でよく見られるようになった。

 

黄砂や微細粉塵が深刻な韓国では、マスクの着用が日常的だったが、アメリカではマスクを着用すると「病人」と認識されてきた。しかし最近では、アメリカ人も多くマスクを着用しており、地域によっては生活必需品販売店に入店するには、マスクを必ず着用しなければならないという規制も生じている。

 

アメリカ人の消費行動にも大きな変化

 

また、生活必需品を購入するためのオンラインショッピングも日常の一部となった。アメリカの小売業界専門メディアRetail Diveによると、電子取引利用量は、3月23日から30日までの1週間だけでも約14%増加したことが判明した。オンラインショッピングでの変化や、デパートを通さず消費者が直接購入する方式(DTC)へ変化するなど、以前から見られていた消費者のトレンドが、コロナウイルスパンデミックにより加速している。

 

KOTRAの米国ロサンゼルス貿易館は「コロナウイルス事態が局面に入り、地域の規制が徐々に緩和されても、今回のパンデミックを経験した多くの消費者は、“以前に購入して消費していた多くのものが、実際にはそれほど必要ではなかった”という事実に気づくだろう」とし「必要な分だけ購入して、その分だけ消費するという姿勢を貫く可能性があると専門家らは分析している」と説明した。

 

KOTRAの米国ロサンゼルス貿易館は「コロナウイルスにより、アメリカの消費者は多くの変化を経験しており、今後もその変化は続くだろう」とし「小売業界だけでなく、消費者が必要とするすべての業界では、これらの消費者行動の変化を迅速に把握した商品やサービスに適用しなければならない」と明らかにした。