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「WHO総長は中国の奴隷、辞退しろ」嘆願者100万人突破

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中国寄りの姿勢が批判の原因?

 

新型コロナウイルス感染症への対応が不十分であったとして、テドロス・アダノム世界保健機関(WHO)事務局長の辞任を求める嘆願者が100万人を突破した。当初の最終目標であった50万人の倍にもなる驚くべき数値だ。

 

テドロス・アダノム事務総長の辞任を要求する声は、世界最大のオンライン請願サイトである「change.org」に1月29日から集められた。嘆願者は「WHOが政治的中立を守らなかった」とし「これにより、コロナウイルス緊急事態宣言を先送りするなどの遅れた対応となり、パンデミック(世界大流行)を招く事態となった」と主張した。

 

また、「テドロス・アダノム事務総長が今回の事態を過小評価したことに対して、強い憤りを感じる」とし「彼は何の調査もせずに、中国政府が報告する数値をそのまま信じている」と批判した。参加した世界各国のネチズンたちも、「中国の顔色を伺っているだけだ」「何をしているのか分からない。彼は中国の奴隷に過ぎない」「中国との友情を守るために世界を捨てた」などのコメントを書き連ねた。

 

嘆願書は1日に仕上げされ、102万5412人が参加したと集計された。この内容は、国連と WHOに渡される予定である。

 

中国フォローの裏には支援の影?

 

テドロス・アダノム事務総長は、コロナウイルス事態の発生後、発症国である中国を露骨に庇う発言で論議を呼んだ。実態を隠そうとあくせくしていた中国政府の初期対応を「素早い措置であり、模範だった」と評価したからだ。ここでエチオピア出身の彼は、2017年1月にWHO事務総長選挙では、中国の全面的な支援を受けたという事実が明らかになると、怒りを露にした。

 

しかし、テドロス・アダノム事務総長は最近のメディアブリーフィングで、「過去3年の間、命を救いWHO組織改革のために日夜働いてきた。今後も引き続き従事したい」と辞退の要求を一蹴した。続いてWHOの遅い対応議論に反論し、「今年1月30日、コロナウイルスの国際的な公衆衛生の緊急事態を宣言した当時、中国の他の地域感染者は82人で死者は発生しなかった。振り返ってみても、我々は緊急事態宣言をタイムリーに行い、各国も対応する十分な時間があった」と主張した。