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韓国「コロナウイルス規制緩和で消費爆発」

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生活家電と海外ブランド品が大人気

 

1日、ロッテプレミアムアウトレット器興店の「NIKE(ナイキ)」では、1億8000万ウォンのもの売上を記録した。これは前年同期比で84%伸びた数値で、郊外を訪れた家族層がスニーカーやレギンスなどを大量に購入したと分析されている。現代百貨店大邱は「TOMMY HILFIGER(トミーヒルフィガー)」で春夏繰越商品を特価で販売した。コロナウイルス感染者数の減少により自粛規制が緩和されると人々の外出頻度が増え、春服を購入する顧客が集まったことで、特価イベント3日間だけで現代百貨店は8000万ウォンを超える売上高を上げた。当初の目標を150%超過達成した数値だ。

 

コロナウイルス事態後の最初の連休期間で、百貨店、郊外型アウトレット、コンビニなどの主要な小売業者の売上高は、コロナウイルス事態が本格化した昨年1月末以降、前年同期と比べて初めて巻き返したことが分かった。予定していた海外旅行がキャンセルとなり、大金を節約することになった消費者が、生活家電や海外ブランド品など売上の割合が高い商品を多く購入した上、流通業界の大きな割引イベントまでが重なり、消費回復が顕著という分析が出ている。始業を控えて新学期消費が2月から5月に繰延された効果も大きい。

 

商品ごとに計算すると「生活家電」と「海外ブランド品」の売上高が特に大きく上昇している。ロッテ百貨店では生活家電が39%、現代百貨店では家電部門の売上高が62.4%増加した。現代百貨店の関係者は、「政府が打ち出した家電製品購入費用の払い戻し事業により、家電の買い替え需要が増加しているようだ」と話した。海外ファッションも売り上げが増加している。ロッテ百貨店では、同期間、海外ファッションの売上高が29%、現代百貨店は35.7%、新世界百貨店は34.6%増加した。

 

本当の消費回復となるのか?

 

消費爆発現象はコンビニでも明らかになった。特に観光地、遊園地、公園近くの店舗では売上高の実績が確実に上がった。さらに、アウトドア衣料品や専門商品を取り扱う市場では顕著で、ホテル業界でも予約回復が見られた。某ホテルは週末滞在率が50%に迫り、5月の連休期間の航空会社も、国内線需要が60%ほど大きく巻き返した。ホ・フィヨン航空隊教授は「国内線は、通常の航空会社の売上高の10%以内に過ぎない」としながらも「飛行機を飛ばせばキャッシュフローが改善されるため、コロナウイルスの危機下でも原油価格の下落と国内線回復などが噛み合って、事態を支える力になるだろう」と述べた。

 

ただし業界では、連休特需が実際の消費回復につながるかは、もう少し見守らなければならないという分析が出ている。コロナウイルス事態が完全に落ち着いた後、本格的な消費巻き返しを期待することができるという説明だ。