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マスクの再利用に専門家「使わないよりはましだが…」

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マスクのフィルタが破損したら効果ゼロ


韓国政府が出生年によってマスクの購入可能な曜日を指定する「5部制」を実行し、ある程度は平等にマスクが人々の手に渡るようになった。しかしそれでもマスクを手放せない緊張状態の生活を強いられており、そうなるとマスクの再利用は不可避である。マスク不足による窮余の策ではあるが、専門家の間では懸念の声も相次いでいる。

 

イ・ジェガプ翰林聖心病院感染内科教授は電話インタビューで、「原則として使い捨てマスクの再利用は、望ましくない」と強調した。彼は「まったくマスクがない場合、使用済マスクを着用するということは、使わないよりはましという程度だが、フィルターが破損していれば、実質的に効果はゼロに近い」とした。

 

一度使用したマスクは、唾液や他の不純物が付着し、細菌が増殖する危険性があるので、消毒が必要である。一部では、使用したマスクをアルコールに浸した後乾燥するか、水洗いしたり、ヘアドライヤーで乾燥したり、電子レンジで消毒したり、紫外線を当てたりして消毒する方法などが提案されている。

 

これに対してキム・ヒョンウクカトリック教授は「アルコール消毒、蒸気滅菌、電子レンジ消毒、ガス、漂白剤、日光乾燥、紫外線殺菌などいくつかの方法が提起されているが、すべての方法が科学的に効果があると実証されたわけではない」と説明した。消毒の過程で、マスクの重要な機能であるフィルター性能が損なわれる可能性があるからである。

 

特殊な素材で作られたマスクフィルターは、静電気を利用して、フィルター表面にウイルスがくっつくようにする方法でウイルスを遮断する。このフィルターをアルコール消毒したり、洗濯したりした場合、素材が破損され静電気を起こす機能が低下し、結果的にウイルス対策の効果も落ちることになる。したがって、1回限りのマスクのフィルターを損なうことなく消毒することが重要である。

 

紫外線殺菌が効果的だが現実は?

 

キム・ヒョンウク教授は「蒸気殺菌は長時間かかり、マスクに変形が生じる場合がある。電子レンジの場合は、マスク内に金属物質が含まれていると危険だ」とし「日光乾燥の場合、長時間かかり、ウイルス除去に効率が落ちることが分かった。また、これらあらゆる方法に共通する主な問題は、一定時間が過ぎるとフィルターの静電気が減少し、結果的にマスク効果が減少する」と指摘した。

 

キム教授は、現在知られている方法の中で最もフィルターの損傷を軽減し、かつマスクを消毒できる方法として紫外線装置を提案した。彼は「マスクを紫外線で殺菌処理する方法の場合、マスクを変形させず、紫外線の強さに応じて短時間(5〜30分以内)で効果的にウイルスを消滅させることができる」とし「一般家庭でも簡単に紫外線装置を購入することができるため、最も現実的な選択肢だ」と説明した。

 

しかし、このような方法は推奨されるには至っていないという意見である。イ・ジェガプ教授は「政府によるマスク再利用推奨ガイドラインは、実際曖昧な部分がある」と述べた。キム・ヒョンウク教授も、適切な消毒を経ても、再利用の効率低下は避けられないと説明した。彼は「マスクを複数回利用すれば、湿気の影響でフィルターの静電気が減少し、これによりフィルターの捕集効率が低下する」とし「これは、マスクが不足して、やむを得ず再利用をする場合さえも、安全で実証済みの方法を選びなさいということだ」と説明した。