こぐまぶっく

韓国ニュースと韓国お役立ち情報を紹介

ペット犬のコロナ感染は特異事例…感染の一般化はない

f:id:lemon751231:20200308002338j:plain

 

ペット犬から人へ感染させることはない?

 

香港でコロナウイルス感染者のペットが感染したことが確認され、ペットを飼う人々の懸念が高まっている。しかしこれは非常に稀なケースであり、感染が一般化する確率はないだろうと専門家たちは見ている。また、ペット犬が人にウイルスを移ししたり、他の動物がウイルスに影響を与えるかどうかは確認されておらず、ペット犬に具体的な症状が現れた事例もないため、防疫指針を変えるなどの措置は必要ないという意見が優勢だ。

 

キム・ヒョンウク韓国随意臨床フォーラム(KBVP)会長は5日、韓国日報との通話で「繰り返し実験を通じて、人からペット犬へ感染したという事実が確認されたため、検査上の誤りがあるとは思えない」としながらも「ペット犬が人にウイルスを移したり、ペット犬に具体的な症状が現れた事例は確認されていない」と述べた。

 

キム会長は、「中国や香港、韓国の確定者の中にもペット犬を育てていたケースが多いが、今のところ具体的な症状を示すペット犬はない」とし「ペット犬のコロナ感染が一般化すると言うならば、確定者と一緒に生活するペット犬もあっという間に感染するのが普通だろうが、そういった症例はまだ発見されていない」と説明した。

 

キム会長は、引き続きペット犬のコロナ感染関連追加調査の必要性があると強調した。ペット犬の体内でウイルスが増殖され、ウイルスが発見されたのか、それとも単に発見されたのか、抗体が形成されたかなどのさらなる研究が必要であるだろう。

 

ただしペット犬もコロナウイルスに感染する可能性があることが確認されたため、コロナウイルス確定者であれば、ペット犬などの動物との接触を控え、コロナ感染状況が落ち着くまでは手をよく洗い、ペット犬を入浴させるなど、衛生管理に注意する必要があるというのがキム会長の主張である。キム会長は、「空気ではなく、分泌物を介して感染するため、ペット犬の軽い散歩は問題ないだろう」とし「SARSやMERSが流行した当時もペットが感染した類似の事例があったが、珍しいケースであった。防疫指針や注意事項を変更する必要はない」と述べた。

 

いかなる状況でもペットを捨てるという行為は絶対にいけない

 

ペット犬のコロナ感染を発表した香港当局も、動物が感染源となる証拠はないと明らかにした。香港の保健省は、飼い主が過剰に心配する必要はなく、いかなる状況でもペットを捨ててはならないと強調した。

 

一方、世界の動物保健機関(OIE)や世界小動物協会(WSAVA)などは、人から動物への感染に関する追加事例は報告されていないとし、コロナウイルス確定者であれば、他の動物との接触を避け、もし感染した状況でペットを世話するとすれば、ペットとの接触前後には手を洗い、マスクを着用するなど、基本的な衛生を保つように勧告した。