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釜山港でロシア船員32人大量感染…韓国人5人も追加感染

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釜山北港に入港したロシア船から船員32人が新型コロナウイルスに集団感染した。これで、先月23日にロシア船で感染者19人が発生してから1ヶ月の間に、別のロシア船7隻で合計78人の船員が感染したと集計されたことになる。

 

24日、釜山国立検疫によると、8日に釜山南区北港神仙台埠頭に入港したロシア漁船(PETR 1・7733トン)号の船員94人全員を対象に‘PCR検査を行った結果、32人が陽性判定だった。32人中、症状のある者は6人で、26人は無症候性感染だった。感染した船員32人は24日午前、感染症専門病院である釜山医療院に移送され、入院予定である。

 

船員を全数調査したのは、当船で整備作業をしていた韓国人A氏が23日に陽性判定を受けたからだ。A氏は、同船で入港後も数回乗船したという。A氏と共に整備作業に参加した修理業者の従業員と、A氏の同僚など5人が24日に追加で陽性判定を受けた。釜山市の関係者は「A氏が接触した整備業者の従業員、同僚、家族など156人に調査を行った」とし「156人中5人が感染し、さらに追加感染者が出る可能性がある」と述べた。

 

釜山港に入港したロシア船員を通じて韓国人が感染した事例が発生したことで、地域伝播の恐れが大きくなった。船舶PETR 1号は、政府のロシア船舶全数調査実施(7月20日)前の8日に入港した。入港時に乗船検疫が行われたものの、疑い症状のある者は見られず、全数調査は行われていなかった。その後も下船を申請した船員もなく、追加乗船検疫が行われることもなかった。船員の中に無症状感染者がいたかどうかは確認されなかった。

 

釜山港に入港したロシア船から相次いで確定者が出たことにより、港湾足集団感染の恐れが高まっている。釜山港の関係者は「甘川港だけでなく、神仙台埠頭接岸船舶でも確定者が溢れ、ロシア船と直接接触する港湾労働者と整備会社の従業員などの感染の懸念が大きくなった」とし「ロシア船舶関連感染が地域社会感染に繋がる可能性があるという懸念が現実になってきている」と述べた。