インド「結婚式後にコロナ悲劇…100人に感染＆新郎は死亡」

インドのある結婚式で、新型コロナウイルス感染者が100人余り発生した。当事者である新郎は死亡した。

ヒンドゥスタン・タイムズなど現地メディアによると、先月インド北部ビハール州で開かれた結婚式に出席したゲストや住民100人余りが陽性判定を受けた。感染が疑われていた新郎は、高熱により死亡した。

新郎が死亡したのは、結婚式2日後の6月17日だった。新郎が疑わしい症状を見せたのは、結婚式の数日前に行われた事前の儀式の後からだ。結婚式当日の先月15日にも高熱を訴えており、新郎は結婚式を延期したがったが、家族が強行した。

新郎が死亡した後、招待客や住民など100人余りの感染が確認された。当局がただちに結婚式の出席者を検査した結果、新郎側の親族15人の感染が確認された。その後当局は、検査対象を周辺の村まで拡大し、住民364人中86人が追加で感染確認された。

当局は、新郎側の親族15人がコロナウイルスを伝播したと推測している。また「新郎は、ソフトウェアエンジニアとしてグルグラムで勤務しており、結婚のため5月末に故郷の家に帰ってきた」と説明した。首都圏で働きながら感染した新郎が、結婚のために故郷に移動したことから、結婚式の出席者と故郷の住民に感染させたことになる。当局は、該当地域に統制令を下し、集中防疫を進めている。