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「手消毒剤を半額に」コロナ騒動の中、とある社長が国民の小さな英雄に

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「君は、なぜ半額で販売するのか?」という抗議に対し、「国から助けなくては」と説得しました。

 

コロナウイルスが全国的に広がって確定者と死亡者が増える恐怖の中で、市民を笑顔にする「コロナ英雄」が誕生した。通常であれば、コロナウイルスの影響に便乗して、マスクや手消毒剤を高値で販売したいのが企業心理であるが、それを3分の1の価格にまで下げて販売する、パク・インチョル パワフルXの代表の話だ。

 

27日、パク代表は、毎日経済とのインタビューにおいて、「国が困難に陥っている時は、政府の対応ではなく、国民が義兵を起こし、国を生かそうとするのが、我々韓国ではないか」と話した。彼は「なぜ単独で価格を下げて販売するのか」と抗議する他の業者に対しても、このような論理で反論した。

 

パク代表がこのように抗議を受けるのは、22日から定価1万6000ウォンに相当する手消毒剤を、半額以下の価格で販売すると宣言したからだ。彼は当初、携帯手消毒剤「ポイっと手消毒剤」を来月6日に発売するために準備をしていたが、コロナウイルスの拡散により、大容量(500㎖)製品を急いで出した。手消毒剤を何とか市民に迅速に供給するためだった。

 

「電話もたくさんいただきました。脅迫も受けました。お前はなぜ価格を下げるのか、何故業界の秩序を乱すのかと言われましたね。」

 

実際、彼が提示した手消毒剤の価格は破格だ。1つだけ購入した場合、定価の半分の価格で購入することができ、これを3本買うと1本の価格である1万6000ウォンで購入することができる。ここに1000ウォンを加えれば、本人の名前で、大韓医師協会などに手消毒剤が寄付されることもある。国家的な苦痛を分担しようという意味を1000ウォン寄付で表現したわけだ。結果は驚くべきだった。1万6000ウォンで3つを購入する人より1000ウォンを追加して1つを寄付する人が多かった。パク代表は「世界はまだ暖かいと感じた」とし「4つを買う顧客が90%を超える」と語った。

 

パワフルXが、このように、国民の「苦痛分担」に出たのは今回が初めてではない。同社は先に、今月初めには、マスクを「2 + 1」(2個購入すれば1個無料)のイベントで販売した。当時は1枚あたり1000ウォンで販売していたマスクを700ウォンで販売した計算になる。現在1枚あたり4000ウォンが定着しているマスク価格を勘案すれば破格の価格である。パワフルXのはこの時、マスクだけで100万枚ほどを販売したという。しかし、パク代表は、このような「マスク先行」について、従業員がしたこととして、その功を譲った。パク代表は「自分の思いのまま1000万ウォンプロジェクト」として、入社後1年で1000万ウォンを自分の事業のように使うことができる社内ベンチャープログラムを実施しており、この機会で、従業員がマスクを作った」と話した。