防弾少年団（BTS）ファン「中止になったコンサートのチケット代をコロナウイルス対策のために寄付」

チケット代をコロナウイルスのための寄付へ

防弾少年団（BTS）の所属事務所 Big Hit Entertainment（ビッグヒットエンターテイメント）は28日、「4月11日、12日、18日、19日、ソウルの蚕室総合運動場主競技場で行われる予定だった「BTS MAP OF THE SOUL TOUR -SEOUL」公演がキャンセルになった」と公式発表した。

所属事務所側は「コロナウイルスの緊急事態が一刻早くも終息することを願っているが、20万人もの観客とアーティストの健康及び安全を考慮して、公演日直前にキャンセルするとなると、海外来場者や公演関連企業、スタッフの被害が大きくなるため、公演日程を1ヵ月後に控えた今の時点でキャンセルを決定した」と伝えた。

そんな中、ファン達は「払い戻しを受けたチケット代金を防弾少年団（BTS）政局の名前でコロナウイルス拡散防止と予防キャンペーンへ寄付しました。現場最前線で感染の危険と闘い、国民の健康を守る医療スタッフとボランティアを応援する」と明らかにした。

28日Twitterなどには、防弾少年団（BTS）ファンによる「コンサート参戦用の費用全額を寄付する」という内容の呟きが相次いでいる。これらのキャンセルされたコンサートチケット代を、全国災害救援協会などのコロナウイルス関連団体に寄付した後、団体からのお礼メッセージをキャプチャしたものもアップされている。また、呟きの最後には#좋은_날이_앞으로_많기를（良い日がこれから多くなることを願って）」というハッシュタグをつけて、多くのARMY（防弾少年団ファンの名称）の参加を促した。

防弾少年団（BTS）との再会を願うARMY

このようにARMYが払い戻しを受けたコンサートのチケット代をコロナウイルス対策への寄付したのは、某企業がコロナウイルス予防と被害回復のために、全国の災害救援協会に1億ウォン送ったことに倣ったものである。現在、防弾少年団（BTS）ファン達により、1万ウォンから多くて数十万ウォンにものぼる寄付リレーが続いている。多くの人々が寄付に殺到するあまり、全国災害救援協会のホームページは一時接続が不可能なほどであった。

ARMYは「寄付認証画面」をキャプチャーして寄付した証拠をアップしながら、「コンサートの中止は残念だが、私も一人のARMYとして誰かに良い影響を与える人になろうと思った」また「防弾少年団（BTS）のメンバー、事態が落ち着いた頃にまたコンサートで必ず会いましょう」とSNSに書き残した。

現在、4月11日、12日、18日、19日の日程でソウルの蚕室オリンピック主競技場で開かれる予定だった防弾少年団（BTS）のコンサート「BTS MAP OF THE SOUL TOUR」は、プレイガイド「インターパークチケット」をを通じて払い戻しが可能である。