韓国の劇場クローズ…ミュージカル『モーツァルト！』など続々中止・延期

韓国では新型コロナウイルスが再び集団感染の兆しを見せ、公演のキャンセルや延期が相次いでいる。29日EMKミュージカルカンパニーは公式インスタグラムで「ミュージカル『モーツァルト！』は来月11日から14日までの公演をキャンセルし、16日から公演を再開する」と述べた。

これは、28日に発表された、首都圏全域の公共部門利用施設の運営を6月14日まで中断するという政府の防疫強化措置によるものである。政府の方針に基づいて、国立劇場世宗文化会館は、来月14日までの公演を中断しなければならない。

『モーツァルト！』に加えて、国立劇場舞台に上がる予定だった公演と行事は相次いでキャンセル・延期されている。来月3日、芸術の殿堂コンサートホールで開かれる予定だったコリアンシンフォニーオーケストラの『ロマンの解釈Ⅰ』コンサートはキャンセルされ、来月10〜14日、芸術の殿堂オペラ劇場で公演予定だった国立バレエ団の今季初の定期公演『ジゼル』は延期された。

国立劇場も専属団体と芸能博物館の展示を来月14日までキャンセルすると発表した。国立劇場は来月4日に予定されている『ヨウラク・フェスティバル』（韓国の伝統音楽をクラシックやジャズなど多様なジャンルと融合させた公演）もキャンセルした。京畿道アートセンターは、来月4日午前に予定されていた『韓国地域暖房公社と共にする11時のクラシック』公演を延期し、来る30日に開かれる予定だった富川フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会もキャンセルされた。ソウル市立交響楽団も29日に予定されていた記者懇談会を延期した。