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コロナウイルスで韓国に閉じ込められた留学生たち

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長期休校ラッシュの中、帰国しても再入国封鎖がネックか


新型コロナウイルス感染症により、欧州と北米の確定者と死亡者が爆発的に増加し、長期休校令が発表されると、海外にとどまっている留学生の間では不安感が広がっている。現地感染の懸念や為替レート急騰などを懸念して帰国しようとしても、入国直後者は隔離が避けられず、主要国の入国管理によっては再入国も封鎖される可能性が大きいのが実情である。

 

19日、光州・全南市・道教育庁によると、現在の語学研修や英語キャンプなど未認可早期留学や海外の正規教育機関への進学などを理由に、海外に滞在している学生は光州で400人、全南が300人に達する。

 

光州だけを見ると推定405人と、前年より19人ほど増加している計算になる。小学生が257人で9.3%増加し、中学校と高校は、同様の水準を維持している。全体生徒数が18万7950人から18万1106人と、7000人近く減った中で、早期留学生はかえって増加したわけだ。全羅南道の場合、小学生306人のうち187人(61.1%)、中学生184人のうち64人(34.8%)が早期留学や移民、親の海外派遣勤務などで海外に出国したことが分かった。

 

留学や語学研修、交換学生などで英語圏の国や中国などに滞在している地域の大学生まで総合すれば、光州・全南地域海外滞在の学生数は数千人に達すると推定される。海外滞在の学生は、韓国国内外、特に海外現地の緊迫したコロナウイルス危機で教育環境が悪化し、一時的または永久的に帰国するかどうかをめぐり一日一日悩みを深めている。

 

確定者急増に恐怖UP、為替急騰に経済的負担UP


確定者と死亡者がそれぞれ8万人と3200人をはるかに越えた中国は早期留学生のほとんどが滞在しているアメリカ、カナダ、オーストラリアでもコロナウイルスが恐ろしく広がっており、イタリア、スペイン、ドイツ、フランス、スイス、イギリスなどでも確定者が毎日のように激増しているため、これらの不安は大きくなっている。

 

春休みに続き4〜5月頃から夏休みに入る9月の新学期までの数ヶ月間、学業空白が続く状況で、コロナウイルスの影響により全面休校やオンライン季節学期などが予想されること、金融恐慌でウォン・ドル為替レートが1300ウォンに迫り経済的負担が加重されている点も心的負担として作用しているという分析だ。

 

これに対して教育庁の関係者は、「基本的に早期留学生の管理は、文部科学省と外務省の1次的ガイドラインに従う」と明らかにし、光州市は「海外の入国者には、1対1の能動監視に乗り出す方針」という原論的な立場だけ出した状態だ。