韓国「外食5回で1万ウォン割引キャンペーン開始」

韓国で来月から、週末に5回外食した人を対象に1万ウォン割引券が提供される。新型コロナウイルスにより萎縮した内需景気を生かすためだ。デリバリーアプリを通じた注文も認められる。

農林畜産食品部は28日、外食、農産物の購入、農村観光商品券など内需振興のため、784億ウォン規模の割引クーポン運営計画を発表した。先立って第3次補正予算案に反映された対策の具体案が出たのだ。

330万人に提供予定の外食クーポンは来月から支給される。週末に外食店を5回利用すると、6回目の利用時に1万ウォンが割引される仕組みだ。2万ウォン以上をカード決済すれば、1回として認められる。週末の基準は、金曜日の午後4時から日曜日深夜までだ。利用可能店は、遊興施設を除いた飲食店、居酒屋、カフェなどである。デリバリーアプリで「現地決済」注文した場合でも、回数としてカウントされる。

また、農産物20％割引券も30日から400万人を対象に支給される。大型マートとオンラインモールで、環境に優しい農産物などの生鮮農畜産物を購入した場合、1万ウォンにつき2000ウォン（最大1万ウォン）の割引をしてくれるクーポンである。伝統市場や公共機関のショッピングモールなどで使用可能なクーポンは、8月以降に支給される予定だ。

さらに、農村旅行クーポンが27日から応募が開始された。NH・新韓・現代カードのホームページから申請することができる。申請手続きが完了すると、各地域の農村観光経営で食事、宿泊施設、農特産物の購入をした場合、決済金額の30％が割引される。具体的な使用対象は、農村旅行のホームページで確認することができる。パク・ボムス農林畜産食品部政策企画官は「消費クーポン企画が開始されれば、コロナウイルスにより低迷している外食など内需景気の活性化に寄与できるものと期待している」と述べた。