［インタビュー］➂カン・ハヌル「『椿の花咲く頃』は二度と出会えない作品」
最近悩みはありますか？
「“明日のシーンをどのように撮るか？”それだけです（笑）」
映画『海賊：鬼旗』の撮影中ですが、少しだけネタバレをお願いします。
「非常にスペクタクルで、韓国ではあまり見られなかったクオリティもあり（笑）あ…少し言い訳をさせていただくなら、今日こうしてキャップをかぶって髭を生やしているのは、シャワーしていないからではありません。海賊がテーマの映画かつ時代劇なので髪を伸ばしていて、自分ではなかなかセットできないのでキャップをかぶったんです。また、明日も撮影なので髭を剃ることができませんでした。公開日は未定ですが、期待して下さい」
今後のスケジュールは決まっていますか？
「少し休もうと思っています。除隊後、『椿の花咲く頃』と『トラベラー』を撮影し、公演も行い、映画『雨とあなたの物語』を撮影しました。そして、これらが終わるやいなや『海賊：鬼旗』の撮影に入りました。それで、今回は少し休むべきかなと思ったんです。昔はこういった考えはなかったのですが、軍隊で考える時間が多くあって。作品一つが終わったらまた次の作品、そしてまた作品…と繰り返して、もちろん得るものもあるのですが、自分のことについて考える時間がだんだんなくなっていく感覚でした」
軍隊で自分を見つめる時間の重要性を感じられたのですね。
「僕だけの時間というものを知りましたし、自分自身をきちんとケアすべきだと思いました。それで、自分を見つめる時間がもう少し必要な気がして、所属事務所にも伝えました。“作品を一つ終えたら、必ず休む時間を持ちたい”と。『雨とあなたの物語』までは軍隊の時に決定していたスケジュールだったので、これまで駆け抜けて来ましたが、『海賊：鬼旗』以後は少し休みたいです」
休みになったら、何をしたいですか？
「今は撮るものが残っているので、休みがあっても完全に休まらない気がします。仕事について何も考えず、楽に旅行したりしながら、もう少し余裕のある時間を過ごしたいですね」
2007年のデビュー後10年以上走って来られましたが、後悔はありますか？
「僕…もう10年経ったんですか？わぁ…時間は気にしたことがなかったですね。う～ん…僕は常にきちんと人生を歩もうとしていたし、そのための努力も惜しまないタイプです。でも昔はそんな気持ちに少し疑問を抱いていたこともあります。それでも、今は確信している。僕はきちんとこの道を歩んでいます（笑）後悔するには時間がもったいないですね。1日1日を楽しく生きたいという目標の方が大きいです。“楽しく生きよう”というのが今の夢でもあります。それがカン・ハヌルという自我を完成させるのではないかと思います。実際、今この場もとても楽しいです」
自分自身を褒めてあげたい瞬間は？
「たくさんあります！褒めてあげたいことがあり過ぎて！ハハハ！具体的に言うと、家に分別されていないゴミが溜まっていたのですが、今朝きちんと分別して家を出ました（笑）あと、昨日は撮影が少し遅れて終わったのですが、眠くて死にそうな中、家の掃除を完璧にして寝たんですよ。だから“自分を褒めてあげたい”気持ちが大きいです。こんなささやかな喜びは毎日あると思います」
