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中国「初期コロナウイルス標本の一部破壊を認める」

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中国政府が新型コロナウイルス感染拡大初期、一部研究室で保管していたコロナウイルス標本を破壊したことを認めた。しかし、このような措置は、アメリカが疑うようなコロナウイルスの真相を隠蔽するためのものではなく、安全性のレベルが低い実験による2次拡散を防ぐために行ったものであると中国当局は主張した。

 

16日、香港サウスチャイナ・モーニングポスト(SCMP)によると、中国国家衛生健康委員会の管理者である劉登峰は前日の記者会見で、中国政府が生物学的安全性を確保するために、1月3日いくつかの実験室にあるコロナウイルス標本を廃棄するよう指示を下したことがあると述べた。

 

彼は当時、最高の専門家で構成されたチームが正体不明の病原体の危険性評価を「2級」に格上げしたことに基づいて、許可を受けていないいくつかの研究室で保管していたコロナウイルス標本を安全な場所に移すようにしたり、廃棄したりしたものであると述べた。

 

劉登峰は、マイク・ポンペオ米国務長官がこれまで何度も中国が最初のコロナウイルス標本を廃棄して、アメリカなど他国に提供することを拒否したと主張したことがこのような状況を恣意的に解釈され混乱を招くと主張した。

 

中国政府はコロナウイルス拡大初期、発症状況を縮小かつ隠蔽したことで、事態をより大きく悪化させたと非難を受けた。中国は昨年12月31日になってから、世界保健機関(WHO)に武漢で原因不明の肺炎患者が発生していると正式に通知したのだった。

 

アメリカ政府は、コロナウイルス武漢のウイルス研究施設で流出されたと見ており、根拠があると主張しながら、中国にコロナウイルス源の調査に協力するよう圧迫している。真実が明らかになる日は近いかもしれない。