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LAで60代韓国人男性「チャイナウイルス」で暴行受ける

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ロサンゼルス在住の60代韓国人男性が黒人に無差別暴行に遭う事件が起きた。白人警察の過酷な暴力により黒人男性が命を失った事件がアメリカを揺るがす中、今回の事件はアジア人嫌悪の問題だ。

 

当事件について論議される中、被害者の孫娘は9日(現地時間)、SNSで「今回の事件を、東洋人と黒人の対立として助長する人々がいる」とし「私が事件を公開したのは、人種差別がどこでも行われているということを知らせるためだ」と強調した。

 

この暴行事件が大衆に知れ渡ったのは、孫娘がロサンゼルス近くのリアルト地域バスで暴行を受けた祖父の写真をTwitterに投稿したことが始まりだった。孫娘は8日「祖父がバスで無差別暴行を受けた」とし「祖父は韓国人であり、加害者は“チャイナウイルス”を避けたかったからだろう」とした。加えて「トランプ大統領新型コロナウイルスをチャイナウイルスと呼び始めたことで、すべての非難はアジア人に向かってしまった」とした。トランプ大統領は3月、新型コロナウイルスの世界的な広がりについて、中国責任論を強調し「チャイナウイルス」と指称していた。

 

孫娘のツイートは瞬く間にアジア人差別論議として世界的に広がった。一部のインターネットユーザーは、孫娘に「アジア人と黒人の人種対立を煽る」と非難した。現在、孫娘は問題になったツイートを削除した状態だ。その後「私は人種戦争を扇動するつもりはない」とし「ただ事実を知って欲しいだけだ。私は韓国人であり、継母は黒人である。私は“black lives matter”運動にも参加している」と新たにツイートした。警察は、容疑者を黒フードに白のズボンを着用した黒人男性と推定して捜査を進めている。