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「死の賠償を」コロナ克服も世界を失った中国

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世界中で中国との友好関係を断絶

 

中国のコロナウイルス事態が落ち着きを見せる一方、中国に向けられた世界の批判は激しさを増すばかりだ。中国は25日でコロナウイルスによる死者ゼロの記録を11日連続で更新している。また、コロナウイルスの発症地である武漢では、24日から重症患者ゼロの状態を記録している。しかし、コロナウイルス事態による中国の責任を問う声はますます高まり、中国の各都市と結んだ友好関係を取り消す都市が続出している。

 

代表的な国がスウェーデンだ。中華圏のインターネット媒体は、スウェーデンのメディアを引用して22日、スウェーデンで2番目に大きい都市ヨーテボリは、中国の経済首都である上海と結んだ34年にわたる姉妹提携関係を断絶すると報道した。

 

ヨーテボリの議会関係者は「上海との交流が多くなかったため」と話したが、実際の理由は、激増するスウェーデンの国民の中国に対する反感であるとスウェーデンのメディアは報じた。コロナウイルスを真っ先に告発した李文亮(リー・ウェンリャン)医師の弾圧が大きな影響を及ぼしたと見られている。

 

ヨーテボリに先立ち、スウェーデンのリンシェーピングやエレブルーも中国都市との姉妹提携関係を断絶した。これまでスウェーデンの116の都市が中国の各都市と友好関係を結んでいたが、コロナウイルス事態により、約100の都市が断絶を決めた。

 

これに先立ち、14日にオーストラリアのニューサウスウェールズ州のウォガウォガ市が中国雲南省昆明との32年にわたる姉妹提携関係を断絶した。ウォガウォガ市のポール・ファンネル議員は「中国政府がコロナウイルスを利用して世界に死亡と破滅をもたらした」と非難した。

 

中国の責任を問わなければならならないと損害賠償を提起する起訴は現在、アメリカを超え世界的に広がっている。アメリカではフロリダ州テキサス州ネバダ州、カリフォルニア州などで民間訴訟が行われている。

 

イタリアで損害賠償要求のサイトもオープン


また、21日ミズーリ州の訴訟に続き22日にはミシシッピ主導の訴訟が加わり、中国の援助を多く受けたイタリアでさえもが中国損害賠償の動きを始めた。イタリア非営利団体「Oneurope」は21日から中国を相手に損害賠償を要求するサイトをオープンした。5月まで署名を受け付け、6月からは法的措置に入るという計画である。

 

このキャンペーンの責任者は「どの国も重大伝染病が発生した場合、24時間以内に世界保健機関に報告すべきであるが、中国はそうでなかった」と強調した。参加者は50万人を超えて賠償要求額は1000億ユーロ(約133兆ウォン)を超えると予想した。

 

このような雰囲気の中、ヨーロッパでは「中国がヨーロッパを失った」という言葉まで出ている。当初、中国は先にコロナウイルスを経験したことから、ヨーロッパ支援に力を注ぎ、アメリカに代わって世界にリーダーシップを誇示する絶好の機会を迎えた。しかしその後、中国の未熟な行動が世界中の怒りと不満を招いたという評価だ。まず、医療物資支援の度に中国は指導者と共産党の感謝と賛美を要求したため、援助物資を受ける側のプライドを粉砕した。

 

さらに、マスクと診断キットなど、中国の慢性的な問題の一つである不良品が相次ぎ、中国のイメージに泥を塗った。コロナウイルスを最初に告発した医師の李文亮(リー・ウェンリャン)弾圧事件も、中国から背を向ける要因の一つとなった。フランス政府のコロナウイルス対応を批判したフランス駐在中国大使館も要因になった。また、コロナウイルス事態を利用して世界の主要企業を買収しようとする中国の試みは、各国に「略奪的投資」という認識まで植え付けた。