こぐまぶっく

韓国ニュースと韓国お役立ち情報を紹介

韓国市民団体「安倍首相土下座像を撤去せよ」

f:id:lemon751231:20200318154439j:plain

 

韓国・平昌にある韓国自生植物園に設置された「慰安婦像にひざまずき謝罪する銅像」を撤去するよう、韓国の市民団体がデモを通じて主張した。

 

「永遠の贖罪」という作品名がつけられた銅像は、男性が慰安婦少女像の前でひざまずいて、土下座しながら謝罪する姿を形象化したものだ。

 

銅像を製作したキム・チャンニョル(72)韓国自生植物園長は、日韓メディアとのインタビューに応じ「安倍首相を特定するものではない」とし「謝罪の立場にあるすべての人を象徴したものである。少女の父親かもしれない」と説明した。

 

しかし、団体はこの像を「安倍首相贖罪像」として、日韓関係を悪化させたという理由から撤去を要求するデモを行った。

 

市民団体「安倍首相土下座像を撤去せよ」

 

3日、同団体のデモ現場には、NHK産経新聞など日本のマスコミがその姿を見守りながら取材を行っていた。これらの日本メディアは「韓国の保守市民団体の会員10人余りが、日韓関係に否定的な影響を及ぼしたと抗議し、直ちに撤去するよう要求した」と報道した。また「銅像を設置した植物園長は、撤去に応じないという考えを明らかにした」と付け加えた。

 

この日、少女像撤去のデモを行った団体は「反日像真実究明共同対策委員会」のメンバーだった。彼らは、旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する「平和の少女像」の撤去や、慰安婦問題の解決を求める水曜集会の中止を要求するなどの活動を行う団体だ。

 

NHKは「キム・チャンニョル園長は、銅像は安倍首相かもしれないし、そうでないかもしれないとした」とし「あくまでも、責任ある人物を表現したものだと主張した」と伝えた。続いて「キム園長は“謝罪しなければならない”という個人の意見を表現した作品だと言う。公開された像の撤去には応じない考えを示した」と付け加えた。

 

産経新聞は「人物を特定していない」とキム園長の言葉を引用しながら「個人が運営する施設であり、銅像は私費で製作したものであるという理由から、撤去を拒否した」と報道した。

 

韓国人も銅像に反対

 

当初、SNSから始まった議論が日本メディアに伝えられると、悪化した世論を意識した菅義偉官房長官が強い不快感を明らかにし、ネチズンの間では敵対感情が拡散する様子も見られた。

 

先月28日、菅官房長官は「事実かどうかは確認していないが、国際儀礼上許されないこと」とし「仮に報道が事実とすれば、日韓関係に決定的な影響を与えることになる」と述べている。

 

一部のネチズンは「(日本軍慰安婦被害を主張する)韓国で、日本人でない韓国人でさえ反対する」などのコメントを残し「永遠の贖罪」を撤去しなければならないと主張した。 産経新聞は「“永遠の贖罪像”が日本を侮辱するような印象を与えており、韓国国内でも批判が出ている」とし「韓国の団体による抗議の後、キム園長は約10分間にわたる団体との議論に応じたものの、平行線に終わった」と報道した。