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韓国・梨泰院クラブでコロナウイルス集団感染

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続々と明らかになる確定者と動線

 

ソウル龍山区にある梨泰院のクラブと居酒屋で発生した、コロナウイルス集団感染および家族への派生感染が8日午後までに少なくとも19人に確認された。過去1〜2日だけでなく、4〜5日に梨泰院のクラブを訪問した人の中でも確定者が出たことにより、クラブ関連感染者はさらに増える見通しだ。

 

ソウル市中区在住7番目の患者は20代の男性で、2日に梨泰院のクラブを訪れた際に感染したものと推定される。京畿龍仁市在住68番目の患者は29歳の男性で、陸軍本部直轄の軍隊中央補充大隊所属の軍人(将校)である。彼は8日未明に確定されたソウル鍾路区在住17番目の患者(27歳・男性)の接触者に分類され、検査を受けた。

 

この2名は1日午後11時30分から翌日の午前5時10分までの5時間以上にわたり、龍山区梨泰院にあるクラブに滞在しており、今回の集団感染の初期発病者と推定される66番目の患者と動線が重なっていたことも判明した。

 

仁川富平区在住の19番目の患者は28歳女性で、ソウル在住の弟から感染したと推定されている。忠清北道清州市在住の14番目の患者は22歳の男性で、4日に梨泰院のクラブを共に訪れた友人が感染したことをきっかけに検査を受けたところ、陽性判定が出たことで確定者となった。

 

4〜5日の訪問者も確定...当局「緊急」

 

梨泰院クラブ関連感染者はさらに増えるものと見られる。集団発症が発生した梨泰院クラブの顧客のうち、既に確定者が見つかった1〜2日の訪問者だけでなく、4〜5日の訪問者の中からも確定者が出てきたからである。

 

防疫当局が把握した1〜2日のクラブ訪問者数は1500人であったが、これとは別に4〜5日の訪問者も追跡しなければならないため、一部重複する人を考慮したとしても、調査対象者が少なくとも数百人はさらに増える見込みである。ソウル市の関係者は、「ひとまず1500人は1〜2日の訪問者を中心に把握した数であり、4〜5日の訪問者については、今後さらに把握しなければならない」と説明した。

 

韓国政府「ナイトライフ運営自制命令」

 

このように、梨泰院クラブでコロナウイルス追加の感染が相次いだことにより、韓国政府はクラブなどのナイトライフを対象に運営自制を勧告する行政命令を下すことにした。当該施設が必然的に運営する場合、出入口での発熱チェック、従事者及び利用者全員のマスク着用、防疫管理者指定などの防疫指針を守らなければならない。

 

さらに政府は、梨泰院クラブと類似の事例の再発を防止しようと、管理の実効性を高めるため、入場時の身分証提示などナイトライフが厳守すべき防疫指針を強化した。特に出入りリスト作成の実効性を確保するため、消毒管理者が入場時に出入りする際に氏名と電話番号はもちろん、身分証の確認事項も含まれた。

 

これらの遵守事項を守らなければ、自治体長感染症予防法に基づいて、300万ウォン以下の罰金などの処罰を下すことができ、確定者が発生した場合、損害賠償を請求して集合禁止命令を下すこともできる。