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韓国「花の香りにコロナ警戒心が緩む?公園や遊歩道は見物客でいっぱい」

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満開の桜の下を歩く人々「自粛が息苦しくなり出てきた」

 

コロナウイルス事態が長期化し、家の中で自粛を続ける日々に息苦しさを感じた市民が外出し始めている。「社会的距離を置く」動きが正しく守られていないのにも関わらず、コロナウイルス拡大への警戒心は緩んでいる様子だ。

 

12日の日曜日、韓国水原市京畿道庁と繋がる八達山の散歩道。京畿道がコロナウイルス拡大防止のため、今月最初の週末に予定されていた桜祭りをキャンセルしたことに加え、この一帯の出入りを禁止したにも関わらず、花見客たちで賑わっていた。歩道のあちこちに掲げられた「春の花 見物・訪問自制」の垂れ幕が色褪せるほど、家族やカップルなどの外出客が続々と集まり、満開の桜の下で春を満喫していた。

 

チェ氏(37)は、「今年も京畿道庁に桜が綺麗に咲き誇ったという話を聞いて花見に来た」とし「屋内ではなく、屋外なので安全だと思う。子どもも一緒に連れて出てきた」と述べた。ペットの犬と一緒に散歩にやって来たキム氏(51)は、「コロナウイルスのせいで自宅でずっと自粛を続けてきたが息苦しくなり、久しぶりに春の気配を感じに出てきた」とし「花も眺めながら風にあたると、リラックスできる」とした。

 

屋外でも確定者と1m以内の接触時は感染危険

 

「写真を撮ろう。そうそう。そこで撮ると良さそうだ」

 

市民は満開の桜を背景に「自撮り」や記念写真を撮るため余念がなかった。大半がマスクを着用していたが、そうでない人の姿も見られた。写真を撮るためにマスクを脱いでしまったり、息苦しいのか顎の下にマスクをかけている人も多く見られた。キム氏(51)は、「距離を置くようにと喚起されていることはよく理解しているが、今では確定者数もかなり減ってきており、屋外の遊歩道なら、屋内のように密閉された空間でもないので大丈夫だと思い、マスクを使わなかった」と述べた。幅が2m余りのこの一帯の遊歩道は、外出客が双方向で通行できるようになっている。マスク未着用だと、ウイルス感染にさらされる危険性がある状況だった。

 

平沢市にある二忠レジャースポーツ公園でも、自粛の息苦しさに勝てず歩き回る人々で賑わっていた。マスクを脱いだまま自転車に乗る子どもを含め、レジャーシートを敷いて春の日差しを楽しむ人たちもあちこちで目撃された。ベンチに座って会話をする人たちも目立った。

 

京畿道の関係者は、「公園などオープンの屋外スペースであっても、確定者と1m以内の近距離接触をすると感染する可能性がある」とし「市民の疲労感が高まっているのは事実だが、コロナウイルス拡大を防ぐためにはマスクを着用し、他人と一定距離を置いて物理的距離を保つことを引き続き心がけなければならない」と述べた。